こんにちは~
ゴブリンの村を目指して歩いていると
どこからか血の匂いがしてきました。
この世界はかなりな修羅の世界なので
そこらじゅうで死の匂いが漂ってますが
それでも気になるので向かってみると
白いワンちゃんが死体の周りをうろうろと
襲ったというよりも守っていた感じなのかな、
ここは動物とおしゃべりできる、わたしの力が話を聞いてみよう。
『行けと言っただろう!』
わんちゃんの名前はスクラッチ君
どうもご主人様はモンスターに襲われて死んじゃったみたいですが
彼は忠犬なので、ご主人様のそばを離れたくないようす
なんでいい子なんだろう‥‥
とは言ってもこの辺りは危険なモンスターもいっぱいだし
とてもほっておけないので、自慢の説得力でわんちゃんを説得します
(血液不足でマイナス補正が・・・アスタリオンめ)
『敵じゃない、約束する』
人間相手だと色目も使ってがんばるけど
可愛いワンちゃんなら素直な気持ちで接するのが一番
会話の中でスクラッチ君も心を開いてくれました。
『来て、その気があれば一緒に旅をしましょう』
ご主人の事は気になるようですが、
スクラッチ君も彼はもう動かないことは理解しているようす
わたしたちと一緒に旅をすることになりました。
『主人であり、友達だった…一緒にいたんだ、彼が息絶えるまで』
…うぅぅ泣ける。スクラッチはこれからはわたしと一緒にいようね。
こうして変人ばかりのわたしのPTに癒し枠のスクラッチ君が加入しました。
同じ白色だしアスタリオン辺りは追放するかぁ
よろしくね~スクラッチ!
というわけで新しい仲間も増えて
ゴブリンの村に向けて進んでいきます。つづく