こんにちは~
前回囚われのゴブリンを倒して、ゴブリンの村に案内してもらうことになりました
早速村を出て歩いているとどこからともなく歌声が!
あっわたしバードだから自然と声が出ちゃったのかな?
なんて思っていたのですが、どうも歌っているのわたしではないみたい。
海岸の近くから聞こえてくるので向かってみると
ひとりの少年が海に向かって歩いていました。あぶないぞ~少年
『シーッ!聞いて』
声をかけてもこのありさま、わたしの事なんて全く眼中に無い様子
こんな魅力全振りの歌姫がいるのになんですかこの態度は!
これだからお子様は。
いったい誰だよ、歌を歌っているのは!と耳を澄ますと
わたしの高い自然感知力で、歌っているのはハーピーであることが判明
バードのわたしからすると商売敵のあいつです!
ほかにもセイレーンなんかもライバルです
少年はなんかすっかり魅了されているようですが
本当の歌というのを見せてやりますよ!
『かつてメロウにあった女がいた~♪』
わたし自身もよくわからない歌です。
バードだからなんかそれっぽい英雄譚とか歌っちゃうんです
ほら、少年よ!目を覚ましなさい。
君がこのかわいらしい声でハーピーの姿形を色々妄想しているかもだけど
この世界のハーピーはこんなだぞ
まるで推していたVの方がバ美肉おじさんだった時みたいな感じで
声はめっちゃ可愛いけど、外見こんなだから。
はいはい~いい夢見せてもらったね。
少年はハーピーの正体をみて思いっきりショックを受けている様子
こうして大人になっていくんだよ
『穏やかな曲で子供をなだめる』どやぁ
わたしってこんなイラっとするどや顔もできるのー?って感じの
どや顔で少年をなだめたりします。
「有料会員向けのメンバーシップ配信もやっているよ💕」
はい!チャンネル登録1名追加ありがとうございます。
というわけでまた一人ファンを増やしました
少年に名前を聞かれてあとはかっこよく決めるところなのですが・・・
『しょぼねこだ。怪物を退治し、物語を語り、お前を助けた。よろしく』
なんでこんなカタコトになっちゃうの!!
これはあれなの?知能最低値だからこんななっちゃうの?
「オデ、オマエスキ、ダカラタベル!」みたいなキャラじゃないですか
というわけで何ともかっこよく決まらないまま少年と別れました。
つづく